バイクからの音鳴りが気になるとのことでメンテナンスのご依頼です。
試乗させていただくと、サドルからBBにかけてのエリアから「コツン」「カチ」というような音、響きを感じます。
作業を以下のように順々に行っていき、音鳴りの原因を探ります。
①サドル本体とレールとの接触をチェック
②シートポストのヤグラ部分に緩みがないかチェック
③シートポストを抜き、アッセンブリーグリスを塗って組み直し
試乗→いくぶん音が収まった気がしますが、坂をシッティングで上っているとたまに「コツン」と音が鳴る。。。
④ペダルの緩みをチェック
⑤チェーンリングの緩みをチェック
⑥ペダル本体をチェック
試乗→「コツン」音はやまず…
⑦BBを交換(シマノPF86BB)
試乗→まだ「コツン」とペダルに響きます。
ここまで見てきた感じですとPF86BBを受け止めているアルミスリーブに問題がありそうです。
コルナゴ独自規格でTHREAD FIT 82.5という規格があり、フレーム側とTHREAD FITのアルミスリーブの関係で音が鳴っている可能性があります。
このアルミスリーブを外すには専用工具が必要ですが珍しい工具で手元にはありません。
フレーム購入時に付属してくるそうなので、お客さまにその工具を持ってきて頂きまして作業を進めたいと思います。